ヒートマップ解析用語集 解析手法とアイトラッキング用語 | SiTest (サイテスト) ブログ

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ヒートマップ解析用語集 解析手法とアイトラッキング用語

ヒートマップ解析はウェブページ上でのユーザーの動きを可視化する解析手法であり、今までのアクセス解析では難しかった直感的な判断を可能にします。

近年ヒートマップ解析ツールの開発も進み、安価でウェブページの課題を発見することができるようになりました。
SiTest もヒートマップ解析を無料でスタートできるツールで、ウェブサイトからの売上アップに役立てていただけます。
今回は SiTest をより効果的に活用していただくするために、ヒートマップ解析でよく使われる用語をご紹介致します。

解析の世界では「聞いたことあるけどどんな意味だっけ?」という言葉も多いので、ぜひ意味を理解して実践してみてくださいね。
 
ヒートマップ解析 用語集
 
 

解析やトラッキング手法に関する用語

 

ヒートマップ / ヒートマップ解析

 
ヒートマップとは、行列型のデータを色で塗り分けて視覚化するグラフのことです。
生物学の世界で「生態ヒートマップ」が使用されたのが始まりと言われており、近年では政治・経済・スポーツなどさまざまな分野で幅広く用いられています。

ウェブマーケティングにおいては、ウェブページ上でのユーザーの動きを可視化するグラフとして使われており、他のものと区別して「ウェブヒートマップ」と呼ばれることもあります。

ヒートマップを用いた解析手法を「ヒートマップ解析」と呼び、ウェブページにおけるユーザーのアクション傾向や課題を発見するために活用されています。
 
 

データビジュアライゼーション

 
データビジュアライゼーションとは日本語で「可視化情報化」を意味し、本来人が直接見ることのできないデータや関係性などを視認できるもの(画像、図表、グラフなど)に置き換えることです。

ヒートマップもデータビジュアライゼーションの一種で、ウェブページ上でのユーザーの動きをサーモグラフィーのように色で塗り分けて表示させます。
 
 

アイトラッキング

 
アイトラッキングは、人の目の動き(眼球の動き)を記録して分析する手法です。
ウェブサイトやチラシなどの紙媒体をユーザーがどのように見ているのか、視線の移動や滞在時間(同じ部分を何秒間見続けていたか)などで計測します。
計測したデータはヒートマップやゲイズプロットなどで視覚化されます。
 
 

マウストラッキング

 
マウストラッキングは、ユーザーのマウスの動きを記録して分析する手法です。
ウェブサイト上でユーザーがどのようにマウスを操作したかを計測し、アイトラッキング同様ヒートマップやゲイズプロットなどで可視化させます。

視線とマウスの動きは連動しており、カーネギーメロン大学の研究によれば84~88%の高い相関性があることが分かっていますので、マウストラッキングは「擬似的なアイトラッキング」と言われています。

SiTest はこのマウストラッキングの技術を使用して、ヒートマップを表示しています。
 
 

クリックトラッキング

 
検索結果のリンクや広告をクリックしたユーザーがその後どのように行動したか調査する手法をクリックトラッキングと言います。
クリックトラッキングを広義で解釈した場合、ヒートマップ解析においてはユーザーのクリックアクションを計測することを意味します。
 
 

スクロールトラッキング

 
スクロールトラッキングとは、ユーザーがウェブページで全体の何%まで到達したか計測する手法のことです。
ウェブページのスクロール量を取得し、ユーザーがどの地点で離脱、または遷移したかを確認することができます。
 
 

ゲイズプロット

 
ゲイズプロットはアイトラッキング手法の1つで、ユーザーがウェブページをどのような順序で見たか数字をつなげて可視化します。
SiTest ではゲイズプロットをマウストラッキングを活用して表示しており、円の大きさと色で滞在時間を同時に見ることができる独自の機能となっています。
 
 

マウスグラフィ®

 
マウスグラフィ®は SiTest の機能の一つで、ユーザーのマウスの動きをサーモグラフィのように色で塗り分けて表示させます。
赤くなっている箇所ほどユーザーの滞在時間が長い箇所で、滞在時間が短くなるにつれて青色にちかづいていきます。

マウスグラフィ®はグラッドキューブの登録商標(登録第5730483号)です。
 
 

ヒートマップ解析やアイトラッキングに関する用語

 

ユーザビリティ

 
ユーザビリティとは、ウェブサイトやソフトウェアにおける「使いやすさ」のことを意味しています。
1998年のISO 9241-11では、「有効さ」「効率」「満足度」「利用状況」の度合いでユーザービリティが決まると定義されました。

ヒートマップ解析は、「ナビゲーションの位置が分かりやすいか」、「ユーザーがストレスを感じずにボタンをクリック・タップできているか」、などといったユーザビリティの度合いを判別することに役立ちます。
 
 

スクロール率

 
ウェブページ上で全体の何%までスクロールしたかという割合をスクロール率と呼びます。
ウェブページの一番下までスクロールされた場合をスクロール率100%として算出します。
 
 

精読率

 
精読率はもともと新聞広告において購読者の接触状況を調査し、詳しく見た人数の割合のことを表します。
ウェブマーケティングの世界では、メールマガジンやウェブページで最初から最後まで見たユーザーの割合として精読率という言葉が使われています。

ヒートマップ解析では、スクロール率をもとに100%に到達したユーザーの割合から精読率を算出します。
 
 

滞在時間(滞留時間、停留時間)

 
その場にとどまっている時間のことを滞在時間と呼びます。
ウェブページにおける滞在時間とは、特定の地点でマウスなどを動かさずに留まっている時間のことを表します。
滞留時間、停留時間という言葉を使用される場合もありますが、基本的に同じ意味で用いられています。
 
 

ホットナビゲーションエリア

 
ウェブページの中で最も視線が集まるのは、ウェブページの一番上よりやや下の位置と言われています。
この箇所をホットナビゲーションエリアと呼びます。
ホットナビゲーションエリアにはグローバルナビゲーションなどユーザーにクリックを促したいボタンやリンクが設置され、ヒートマップ解析でも赤く表示されることが多い箇所です。
 
 

グーテンベルクダイヤグラム

 
グーテンベルクダイヤグラムとは、人が本や雑誌を読む時の視線の流れを上下左右4つの区画に分けてパターン化したものです。
上部左側を最初の視覚領域(1)、下部右側を終着領域(2)と分類し、人は1から2へと斜め読みする傾向があるとしています。
一方、上部右側は強い休閑領域(3)、下部左側は弱い休閑領域(4)と呼ばれ、3と4(特に4)は読み飛ばされやすい傾向にあります。

 
 

Zの法則、Fの法則

 
グーテンベルグダイヤグラムと並んで視線移動の理論として用いられるのがZの法則、Fの法則の2つです。
Zの法則は、ユーザーが印刷物などを見る際に左上から右下にかけてアルファベットの「Z」を描きながら見るパターンです。
紙媒体などではこの傾向が強く、ウェブサイトでも全体をざっと見たいと感じている新規訪問者はこのような見方をしている場合もあります。

一方Fの法則は紙媒体ではほとんど見られませんがウェブサイトではよく見られると言われる傾向で、左上から右上、その後下に行ってまた左から右にアルファベットの「F」を描きながら見るパターンです。
ユーザビリティの研究の第一人者であるヤコブ・ニールセンのアイトラッキング調査によると、ウェブページの読み方はFの法則で読まれるということが実験結果として出ています。
上記の研究結果から、ウェブサイト設計におけるレイアウトは「F型」にするのが良いと言われています。
 
 
 
ヒートマップ解析は一言で言うとユーザーがページをどのように見ているのかということを分析する手法です。
そのデータから何を読み取り、どう活用するかという改善策を思考するためにはウェブサイトにおける法則やデータの意味を知っておくことが肝心です。

今回ご紹介した基本的な用語の意味を理解して、あなたもぜひヒートマップ解析をウェブサイトの改善につなげてくださいね。
 
それでは次回をお楽しみに!

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