UX(ユーザエクスペリエンス)とは何か?
今回のテーマは、UX(ユーザエクスペリエンス)とは何か?です。
UXは、User Experience の略で、名称の通り様々なユーザ体験を指します。
人は、世代によって生きて来た時代も異なりますし、その体験は様々であり、
人のUXに大きく影響します。住んでいる地域によってもそれは異なってきます。
UXと日常
何気ない日常、朝起きて、食事、通勤や通学、仕事、寝るまで様々な体験をします。電車に乗っても、銀行に行っても、仕事をしていても、スマートフォンを触っていても、それを使用する体験も含めてUXとなります。
ソフトウェアやシステムも、心地よい体験を目出して構築されています。
例えば、朝会社に向かうとします。
通勤する際に、駅で電車に乗車する際に、定期券も含めたICカードを利用して、改札でタッチして駅構内に入場します。
皆さん、お気づきですか?改札で自然にタッチできますね!
タッチする角度も含めてデザインされています。
そして、いろんな鉄道のICカードが対応されている日本各地で使えます。
とても便利なことですね。
車を運転するときはどうでしょうか?
ハンドルの持つ角度、ブレーキやアクセル、椅子も含めて人間が操作し易い角度や足の関節を一番動き易くするように工夫されています。
製品や物を使うのは人です。
その物を使うときに、人はどのように動くでしょうか?
その時の心理や認知はどうでしょうか?
人を中心に考える事はとても大切な事です。
人間中心設計(HCD)と国際規格 ISO9241-210
人つまりユーザを基点としている開発プロセスにHCDというものがあります。
HCDは、Human Centered Designの略で、人間中心設計と呼ばれています。
国際規格ISO13407により、広く知られるようになりました。(参考文献1より)
その後改定された国際規格ISO9241-210にUXの概念が導入されています。
国際規格:ISO9241-210の構成はこのようになっています。
(参考文献2より抜粋引用)
1. 適用範囲
2. 用語と定義
3. 人間中心設計を適用する根拠
4. 人間中心設計の原則
5. 人間中心設計の計画
6. 人間中心設計の活動
7. 持続可能性と人間中心設計
8. 適合条件
ISO9241-210において、UXは下記のように定義されています。
「製品やシステム、サービスの利用、および/もしくは予想された使い方に
よってもたらせられる人々の知覚と反応」
国際規格の定義はありますが、UXは色んな人々によってその解釈は様々なようです。そして、時期によっても考え方は変化していきます。
UXダイアグラム
このようなUXの考えについて、様々な人々がダイアグラムを描いています。
著名なDan Saffer氏もダイアグラムを描いています。彼のダイアグラムは有名です。下の図は彼の著書「インタラクションデザインの教科書」の第2版のために、アップデードされたダイアグラムです。
その前にもダイアグラムを彼は描いていますが、比較すると面白いと思います。
※Kicke Studio Dan Saffer氏の図より引用
「UX ダイアグラム」で検索してみると、様々なダイアグラムを見る事が
できます。それぞれの考え方が表現されていることがわかります。
図Google検索で「UX ダイアグラム」で検索した結果
一つ一つを取って見ても、とても興味深いものがありますね。
参考文献
1.人間の成長とユーザエクスペリエンス(安藤昌也氏 千葉工業大学)
2.日本人間高学会第54回大会 人間中心設計関連標準化動向とその是非 人間中心設計の国際規格ISO9241-210:2010のポイント
安藤昌也氏 千葉工業大学
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